植物とサナトロジー

大好きな植物と、サナトロジー、歴史や読書イタリアについての雑記帳です。

【サナトロジー】用語集や事典をつくる キーワードリンク

 院の特講に「人間学」というものがあります。

 

人間学

人間学(独:Anthropologie 英:anthropology)は、 一般に「人間とは何か?」、「人間の本質とは何か」という問いに哲学的な思考と実証的な調査で答えようとする学問で、通常は哲学の一部門として、哲学的人間学(独:Philosophische Anthropologie、英:philosophical anthropology、仏:anthropologie philosophique)の名で呼ばれることもあるが、民族学文化人類学、生物学的人間学など、 他の諸科学にもその学問分野での人間学を語る人たちも少なくない。

                                               Wikipediaより

これに答えを出せるなら「悟り」ですね…

院に籍を置いて半年が過ぎましたが、

正直、サナトロジーのために、どのように人間学にとり組めばいいのか…

実はまだ模索中です。

 

文献に当たるときに辛いのは

用語や人物など基礎知識が不足していると、

いったん読み進めるのをやめて、調べないといけないこと。

 

当然、バスケットに投げ込むようなインプットでは、

情報や考えが埋もれてしまうので、

脳の中で、用語や人物はキーワードリンクでつないでおかないと、

あとで使えないですね。

 

資料作成のための用語や人物まとめは、

数年前までやっていましたが、

最近はまったくやらなくなってしまいました。

 

仕事にも必要なので、

宗教・民俗学・哲学の基礎的な用語や人物について

Evernoteに用語集や事典のようなものを作っていこうと思います。

 

まずは参考文献「哲学」

哲学用語図鑑

哲学用語図鑑

 

 

続・哲学用語図鑑 ―中国・日本・英米(分析哲学)編

続・哲学用語図鑑 ―中国・日本・英米(分析哲学)編

 

 

専門書や学術書ではボリュームありすぎて、

用語集・事典づくりで終わってしまうので…汗

このくらいの簡潔性は、何事にも必要ですね!

【サナトロジー】人間以外の生き物から学ぶ生と死

院の入試、実は動物に関するテーマでした。

サナトロジーは、人間を対象としている学問だと思っていたので、

ドキッとした記憶があります。

 

よく考えたら、人間だって動物です。

日頃から、生き物のカテゴライズにはうるさいつもりでしたが、

自分自身も気付かぬうちに、

「ヒト」と「動物」はしっかり別のものとしてカテゴライズしていました…

そんな自分にがっかりして、試験後は少し落ち込みました。

 

サナトロジーに話を移しますと、

人間は、長い歴史の中で、

ヒト以外の動物や植物に関わり、観察することで、

生や死を見つめ、様々な思想や信仰を表現しました。

 宗教や民俗にはそのことがよく現れていると思います。

 

私の院での研究テーマやアプローチに、

ヒト以外の動物は直接関わりませんので、

しばらく横に置いておくことになりそうです(残念)。

 

しかし、植物については、

私の人生になくてはならない存在であり、

仕事に深く関わることもありますので、

院での研究に関係なくとも、

深く掘り下げていきたいと思っています。

 

植物のあっぱれな生き方 生を全うする驚異のしくみ

植物のあっぱれな生き方 生を全うする驚異のしくみ

 

 

【お題スロットル】好きな調味料

お題「好きな調味料」

〓 自家製 フレッシュレモングラスとジンジャースライス〓

蓋つきマグカップにカットしたレモングラスとジンジャースライを入れて、

熱湯で蒸らして、冷めたら消毒した保存ビンに。

 

使い方

当日:塩胡椒と紅花油、鳥だし、レモン、お酢を加えてドレッシングに

2日目:塩胡椒と紅花油、鳥だし、鳥の油(鶏肉を湯煎した汁を冷まして取る)レモンでラーメンやフォーのスープに

保存期間 冷蔵庫で2日

 

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【サナトロジー】研究アプローチの多様性に苦しむ

院では、サナトロジーをテーマに研究を進めていますが、

そのアプローチが決まるまでは、関連分野について考えをまとめていきます。

 

死生学の研究についてのアプローチやテーマは下記の通りです。

研究方法と研究対 死生学は大きく二つの分野に分けることができる。

死生観研究 ー 臨床死生学や他の人文諸科学の成果を基礎として、人間の死生観を理論的に解明する死生学分野。

カウンセリング ー 教育現場での死生観教育の実践に関わる死生学分野。

死生学の主要な研究方法としては以下のものがあげられる。

  • 心理学的アプローチ
  • 医学的アプローチ
  • 哲学・宗教的アプローチ
  • 社会学文化人類学的アプローチ

死生学の主要な研究対象としては以下のものがあげられる。

 

                                      Wikipedia より

 

いかがでしょうか?

他の学問よりも、スッキリしているのではないでしょうか。

 

まずは、宗教や思想から考えることからはじめます。

脳死判定や再生医療など、先端医療の抱える問題や、

尊厳死安楽死など生命倫理から考えたり、

老いる」ことから考えたり、

「家族や身近な人の死」「自身の死」など、

死に面した人々に関わる問題を考えます。

心理的・社会的な考察も必要です。

 

このように、たくさんのアプローチを一通り踏んでみて、

徐々にテーマについて詰めていけばいいのですが、

 

提示される課題について、興味のあるなしがハッキリと出てしまって…

 

好き嫌いで取り組みのテンションに差が出てはいけないので、

今一番の悩みです。

 

加えて、仕事をしながらなので、資料を読むのがやっとの日々です。

今年は単位をとれるかなぁ…

3年はかかるという修了生の言葉がずしっときます。

 

とはいえ、

とても興味があり、強い気持ちではじめたので、

在学の期限いっぱいまでかかってもいいので、

納得いくまでとり組みたいと思っています。

 

 

疲れたら読んでテンションを上げる本

死生学1 死生学とは何か

死生学1 死生学とは何か

 

 

植物とサナトロジー

人が人の死をどう思うか、どう考えるのか、それをどう生きるのか。

 

私が心ひかれる「死生学 thanatology」という学問は、

「死」について考えたり向き合うことで、どう生きるのかを考える学問と言われています。

 

私はいろいろな国の人が考えてきた「死後の世界」にとても興味があります。

 

それは古代エジプトでもギリシャローマでも、メソポタミアでもいいし、

ケルトやゲルマンの神話でもいいし、

インドや中国の独特の宇宙観から考察してもおもしろいですし、

キリスト教ユダヤ教、仏教各派などを比較してもとてもおもしろいです。

 

そしてもう一つ、死と植物の関係に興味があります。

 

宗教文化を問わず、多くの人が死を悼み「花を供える」ということをしますが、

古くはネアンデルタール人にも見られたという説があります。

 

ネアンデルタール人は死者を埋葬する風習があったようなのですが、

その墓の一つから遺骨の周りに大量の花粉が見つかっています。

このことからネアンデルタール人は埋葬し、そして死を悼むために花を供えたという説が唱えられました。

花粉を運び込む鼠の存在や、匂いの強い花が選ばれていることから、それは匂い消しじゃないかと(それはそれですごい衛生観念!)反論も多いのですが、

現代人が行うような行為を、すでに絶滅したヒト属の一種が行っていたということに驚きます。

 

ネアンデルタール人の真偽は別にしても、人は人生の節目に「花」を贈ったり飾ったりします。

そして死者に花を贈ることは、悼みや弔いの気持を表しています。

いったいいつから、人は花や植物にそのような気持を託して表現するようになったのでしょうか?

 

また、供える花の種類は、まず気候、そして宗教で異なります。

同じ品種や近しい種類の花であっても、宗教上の意味がまったく異なる場合もあります。

花より果実や樹木が重要な宗教文化もあります。

これを整理していくと、その土地のある宗教がどのように命を、生と死をとらえていたか、

また植物にどのような思いを馳せて関わってきたかが分かっておもしろいのです。

 

 

聖書植物大事典

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仏典の植物事典

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ネパール・インドの聖なる植物

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お題スロット「ブログ名・ハンドル名の由来」

 

このブログのタイトルでもある「植物とサナトロジー」は、

まさに私の仕事のテーマでもあり、研究テーマでもあります。

 

サナトロジー thanatologyとは、

生と死にまつわるあれこれをまとめた学問で、死生学とも呼ばれます。

サナトロジーという名称はギリシャ神話の死神タナトスthanatosに由来しています。

タナトス古希: Θάνατος, Thanatos)は、ギリシア神話に登場するそのものを神格化した

ニュクス(夜)の息子でヒュプノス(眠り)の兄弟。(中略)後世の神話では、臨終を迎えんとする人の魂を奪い去って行く死神として描かれる様になる。人間に割り当てられた寿命が尽きるとその人間のもとへ赴き、その髪を一房切り取ってハーデースに捧げ、それからその人物の魂を連れていく[1]。英雄の魂はヘルメースが冥府に運び、凡人の魂はタナトスが冥界へ運ぶともされる。

(略)

ギリシア神話でのタナトスの役割からジークムント・フロイトでの攻撃や自己破壊に傾向する死の欲動を意味する用語、: Todestriebデストルドー参照)の同義とされる。 

タナトス - Wikipedia より

 

私たちの周りには死生観を垣間見れるものが多数あります。

宗教はもちろん、文化、芸術、行事や風習などの民俗です。

そして植物の捉え方や関わり方にも、やはり死生観を見ることができます。

 

私にとって、生きることと死ぬことは、同じ線の上と考えていて、

その線はどこからも始まらず、どこにも終わらないのです。

その上をなぞるように歩いている間じゅうは、

生を感じたり死を感じたりしているのではないかなぁと思っているのです。

 

生きることを意識すると、それは必ず死をみつめることに繋がります。

ですが、それを直視するのはしんどいので、間に植物を置いて見たのです。

それはきっと、文学でも音楽でも絵画でもいいのです。

 

 

最後にハンドル名(この響きだけでモゾモゾしますね!)の valeriana は

「強くある」「健康である」「幸福」を意味するラテン語に由来しています。

ハーブの一種、バレリアン(セイヨウカノコソウ)の属名にも由来しています。

また、エデッサの戦いでうっかり捕虜になってしまう、

前代未聞のローマ皇帝ウァレリアヌスにも通じています。

 

本来は男性の名前だそうで、

女性らしく語尾を-naにしてvalerianaにしました。

この植物をベランダでも育てているのですが、

根っこが太くなってきたころから、

水やりの度に汗ばんだ足の裏の匂いがぷーんと漂います。

この匂いは犬や猫がとても好み、古代から現代でも安眠剤として使われています。

 無香料時代から消臭、そして合成香料を長時間香らせる商品に囲まれている日本では、

足の裏の匂いを嗅いで安眠できるなんて考えられないかもしれませんね。

 

でも好きなんです。

気がつかないフリなんてできない独特の香り。

嗅いでしまったら、覚醒や緊張を奪われて、脱力せずにはいられない。

良くも悪くも記憶に残る。

そんなvalerianみたいな人になりたいと思うのです。

 

お題スロットより お題「ブログ名・ハンドル名の由来」