植物とサナトロジー

大好きな植物と、サナトロジー、歴史や読書イタリアについての雑記帳です。

お題スロット「ブログ名・ハンドル名の由来」

 

このブログのタイトルでもある「植物とサナトロジー」は、

まさに私の仕事のテーマでもあり、研究テーマでもあります。

 

サナトロジー thanatologyとは、

生と死にまつわるあれこれをまとめた学問で、死生学とも呼ばれます。

サナトロジーという名称はギリシャ神話の死神タナトスthanatosに由来しています。

タナトス古希: Θάνατος, Thanatos)は、ギリシア神話に登場するそのものを神格化した

ニュクス(夜)の息子でヒュプノス(眠り)の兄弟。(中略)後世の神話では、臨終を迎えんとする人の魂を奪い去って行く死神として描かれる様になる。人間に割り当てられた寿命が尽きるとその人間のもとへ赴き、その髪を一房切り取ってハーデースに捧げ、それからその人物の魂を連れていく[1]。英雄の魂はヘルメースが冥府に運び、凡人の魂はタナトスが冥界へ運ぶともされる。

(略)

ギリシア神話でのタナトスの役割からジークムント・フロイトでの攻撃や自己破壊に傾向する死の欲動を意味する用語、: Todestriebデストルドー参照)の同義とされる。 

タナトス - Wikipedia より

 

私たちの周りには死生観を垣間見れるものが多数あります。

宗教はもちろん、文化、芸術、行事や風習などの民俗です。

そして植物の捉え方や関わり方にも、やはり死生観を見ることができます。

 

私にとって、生きることと死ぬことは、同じ線の上と考えていて、

その線はどこからも始まらず、どこにも終わらないのです。

その上をなぞるように歩いている間じゅうは、

生を感じたり死を感じたりしているのではないかなぁと思っているのです。

 

生きることを意識すると、それは必ず死をみつめることに繋がります。

ですが、それを直視するのはしんどいので、間に植物を置いて見たのです。

それはきっと、文学でも音楽でも絵画でもいいのです。

 

 

最後にハンドル名(この響きだけでモゾモゾしますね!)の valeriana は

「強くある」「健康である」「幸福」を意味するラテン語に由来しています。

ハーブの一種、バレリアン(セイヨウカノコソウ)の属名にも由来しています。

また、エデッサの戦いでうっかり捕虜になってしまう、

前代未聞のローマ皇帝ウァレリアヌスにも通じています。

 

本来は男性の名前だそうで、

女性らしく語尾を-naにしてvalerianaにしました。

この植物をベランダでも育てているのですが、

根っこが太くなってきたころから、

水やりの度に汗ばんだ足の裏の匂いがぷーんと漂います。

この匂いは犬や猫がとても好み、古代から現代でも安眠剤として使われています。

 無香料時代から消臭、そして合成香料を長時間香らせる商品に囲まれている日本では、

足の裏の匂いを嗅いで安眠できるなんて考えられないかもしれませんね。

 

私も正直臭いなぁと思いながら、なぜかこの植物が愛おしくて、

臭いなぁと思われつつも人をほっこりさせらるような、

そんな人になりたいと思って名前をもらいました。

 

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